複数円グラフの大きさはどのように決まりますか。
複数円グラフは各要素の合計値で円の大きさが決定され、内訳が各要素の割合で決定される表現です。
そのため、統計によって以下の2種類の表現で地図を作成することが可能です。
①すべての図形を同じ大きさにする
すべての図形を同じ大きさで作成するためには、以下のように統計の各要素を全体に対する割合で作成することが必要です。
例としてヨーロッパ各国の発電量の内訳を使用します。それぞれの電力ごとに%で統計を作成しています。
国名 | 火力 | 原子力 | 風力 | その他 |
ドイツ | 46.6 | 12.3 | 20.5 | 20.6 |
フランス | 8.9 | 69.9 | 15.1 | 6.1 |
デンマーク | 19.3 | 0 | 54.6 | 26.1 |
上記のような統計で地図を作成すると以下のようにすべての図形の大きさは同じで、それぞれの割合のみを表現する地図を作成することが可能です。
②図形をそれぞれ異なる大きさにする
図形の大きさでも統計値を表現する場合には、以下のように統計の各要素をそれぞれの実数値で作成することが必要です。
例としてヨーロッパ各国の発電量の内訳を使用します。
①の統計との違いとして、各国の発電量(億kWh)を実数として入力しています。
国名 | 火力 | 原子力 | 風力 | その他 |
ドイツ | 2774 | 751 | 1259 | 1307 |
フランス | 511 | 3990 | 347 | 860 |
デンマーク | 57 | 0 | 161 | 77 |
上記のような統計で地図を作成すると以下のように図形の大きさで発電総量を表すことができます。