凡例の統計数値が地図中の最大値と一致しません。
ご質問のような状況は統計中の最大の値が地図中に掲載される地域と一致しない場合に生じます。
特に世界地域図や日本地域図で「用意された統計」を選択した際に発生しやすくなっています。
事象が発生する原因
「用意された統計」の「系統的な統計」は基本的に世界全地域や日本全地域の統計を収録しています。
従いまして、地域に限定した地図を選択してもすべての統計が読み込まれます。
このため最大値=世界全地域や日本全地域の中の最大値というように認識されて凡例を作成するため、表題のような事象が発生します。
例)国・地域別人口の図形表現図をオセアニアで作成する場合
国・地域別の人口統計でオセアニア地域の図形表現図(円)を作成する場合を例といたします。
この地域の人口(おもに2020年)最大はオーストラリアの2536万人です。
一方、世界の人口統計の最大値は中国の13億9771万人です。
ここで円の最大値を12mmと設定した場合、地図中の最大値はオーストラリアに適用されます。
一方、凡例側はすべての統計を参照してしまうため、中国の数値を最大値として引用してしまいます。
対策
以下の設定で凡例と地図の不一致を防ぐことができます。
- 図形表現設定の「凡例に統計数値を表示する」のチェックを外す
- 統計を自作し、地図で表現できる地域のみのものになるように調整する